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良いマニュアルを作るには
マニュアル(取扱説明書)は、製品の一部であり、操作・保守上、使用者とのインタフェースとして位置づけられ、製品性能を左右するうえで大きな役割を担っています。とりわけ、欧米ではマニュアル(取扱説明書)の不備は製品の欠陥としてみなされ、損害賠償訴訟に発展するケースが少なくありません。マニュアル(取扱説明書)は、使用者の安全と安心を確保し製品のパフォーマンスを最大限に引出すという意味で、製品の最も重要な機能部品のひとつといえるでしょう。
一方で、マニュアル(取扱説明書)は、企業の経営効率や生産性等の向上のために、『役に立てる情報』として見直されています。そこには、従来の紙にとらわれないICTを駆使したマニュアル(取扱説明書)の見せ方、伝え方の劇的な進化=マルチメディア化が大きく関わっています。マニュアル(取扱説明書)は、動画、音声、遠隔管理技術の利用により理解度、利便性を向上させ、使用者の利益を守るという目的とあいまって、製品には不可欠な要素となっているのです。
これらの目的を実現するためマニュアル(取説説明書)制作は、以下のようなプロセスで実施します。

マニュアルの制作の流れと必要な情報

1.お問い合わせ・打合せ

問い合わせフォーム、メール、お電話でご相談内容を連絡ください。

2.企画/コンサルティング

分冊、構成、記載項目 製品の操作、保守、サービス等の種類や担当者に応じた情報の整理、分割を行います。また、マニュアル(取説説明書)の読み進め方、使い方に応じて、章構成およびタイトルを決定します。
対象読者、利用目的 読み手のレベルや利用目的に応じ、どのように読まれ、使用されるのか詳しく検討し、最適な記載内容を決定します。
作成言語/展開言語 必要な展開言語を決定します。地域によっては読者・使用者の母国語への展開が必要となります。
PL(製造物責任)、対象地域の法規、法令および安全規格対応 ・CEマーキングをはじめISO/IEC、ANSI、やGB(中国国家標準)の要求への必要性を検討します。記載内容の追加、修正等の編集方針を決定します。
・記載情報が一目で正しく認識できるように、レイアウトデザインを検討します。
・一般ユーザ向けから技術者向けまで要望に応じた最適なレイアウトデザインを提案します。
制作ツール・運用システム・提供メディアの検討 ・文書量、製品ラインアップによるデータの再利用の可能性、制作後のデータメンテナンス等について多角的に分析し、制作ツールや運用システムを決定します。
・XMLに対応した自動編集システムやDITA等、最新のシステムからMicrosoft Wordまで幅広い選択肢より最適なツールを選択します。
・マルチメディアに対応し動画や音声を利用したコンテンツの作成を検討/提案します。
・スマートデバイス、PCでも閲覧できるコンテンツの作成や配信方法/利用方法を検討/提案します。

3.見積もり

企画/コンサルティングの内容と制作条件を検討したうえで、見積りを提出させていただきます。

4.情報収集/取材

製品の情報について、設計/開発者へのヒアリングや実機の取材に伺います。
原稿作成に必要な制作仕様書、図面データ等の資料/情報を御提供いただきます。

5.原稿制作/制作

執筆 装置やシミュレータの御提供をいただき、実際に製品に触りながら製品知識を吸収しながら原稿作成を進めます。不明点は、設計/開発者、製造担当者等への質疑により、都度明確にして参ります。
不明点は、設計/開発者、製造担当者等への質疑により、都度明確にして参ります。
作成する原稿は、適正な翻訳、言語展開とするためにテクニカルライティングの見地から最適な表現になるよう専門のライターが執筆します。
校正/管理 作成した原稿および編集した校正紙をチェックいただき、記載内容をブラッシュアップして参ります。
テクニカルライターとコーディネータが、品質管理、スケジュール管理をおこない、制作仕様に準じたサービスを実現します。

6.言語展開

原稿が完成した後、翻訳/言語展開を開始します。

輸出先の法規・法令/規格へのするための情報を元原稿に反映したうえで、的確な翻訳/言語展開を実施します。
国内、海外の翻訳者とのネットワークを利用し、製品や専門用語が理解できる訳者に翻訳/言語展開を依頼します。
翻訳者個人のスキルだけでなくICTを融合させた翻訳支援システムも活用し、作業効率の向上、品質の安定に取り組みます。
また、お客様の社内ルールや翻訳業務の優先ニーズに相応しい翻訳/言語展開提案を実施します。

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