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テクニカルライティングの基礎

さまざまな「情報」を的確に整理し、シンプルな文書をつくる
情報が錯綜する現代。私たちは、情報を取捨選択しながら多くの実用文を作成しています。
技術文書やビジネス文書などの実用文書(機能文書)には必ず目的があります。その目的を達成できる文書が「良い文書」となります。
しかし、私たちは社会人として「良い文書」を作成する技術を学ぶ機会がほとんどなく、結果として、わかりにくく伝わりにくい文書が氾濫しているのではないでしょうか。
この研修では、技術文書を作成するための技術として生まれた「テクニカルライティング」を通じ、「伝わる」文章作成技術を学びます。

文章作成技術を向上させるには、多くの知識や技術を必要とします。

その基礎となる「日本語文法」や、標準化を図るためのテクニックをお伝えします。たとえば、用字・用語では、漢字とひらがな、算用数字と漢数字の使い分けなど。また、送りがなやカタカナ、単位などの表記を統一するための考え方を示します。

さらに、読みやすい表現、誤解を与えない正確な表現を学び、文章作成技術の向上を目指します。

・新入社員
・わかりやすい実用文を作成したい方
・取扱説明書などのマニュアル制作担当者で文章作成の基礎を学んだことのない方
・技術文書やビジネス文書などの実用文書の作成において、相手にきちんと伝わるライティング技術を身に着けることができます。
・その結果、読み手の誤解やコミュニケーションのロスを低減します。
プログラム

第1章 テクニカルライティング技術とは

1. 実用文の特徴
2. テクニカルライティングが有効な文書
3. テクニカルライティング技術だけでは書けない文書

第2章 テクニカルライティングの基礎

1. 日本語文法
 1-1. 文章を構成する単位
 1-2. 注意が必要な品詞
 1-3. 文の構造
 1-4. 文の接続
2. 用字・用語
 2-1. 漢字の使い方
 2-2. 品詞や意味による使い分け
 2-3. 算用数字と漢数字
 2-4 注意が必要な用語
3. 表記
 3-1. 送りがなの付け方
 3-2. カタカナ用語
 3-3. 記号・符号の表記

第3章 文章表現技術

1. 読みやすい文章表現 ~読み手から見たわかりやすさに配慮~
 1-1. 文体と時制
 1-2. 一文一義
 1-3. 表現の統一
 1-4. 1文の長さ
 1-5. 主語と述語
 1-6. 修飾語の効果
 1-7. 助詞の使い方
 1-8. 句読点の打ち方
2. 正確な文章表現 ~あいまいさを排除し、誤解されにくい文を書く~
 2-1. 否定表現に気を付ける
 2-2. 可能表現に気を付ける
 2-3. 強調表現に気を付ける
 2-4 比喩表現に気を付ける
 2-5. 範囲、起点を明確に
 2-6. 数値で具体的に
 2-7. 並列の対応に注意
 2-8 合成名詞を作らない
 2-9. 差別的な用語・表現を使わない

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